9月の予定をみると、少々、度を過ぎて出張が多い。
新城・和歌山・浜松と3日連続
三重・盛岡・浜松と3日連続
そのほかにも、某関東圏の刑務所、岐阜など・・
相対的に見ると、刑事事件は初動が重要な分野と言って差し支えないだろう。民事事件で「裁判を起こされた」と言う場合でも、突然に来たものだとしても、答弁書を出すまでには相当の余裕があるから今日明日動かなければ大変なことになるというはそうはなかろう。これに対し刑事事件の場合、一日の遅れが致命的な~例えば虚偽自白~事態に繋がりかねない。
この6月7月、そして8月と、刑事事件の新規の相談が数件あった。うちに来られるからには相当の考えあってのこととは思うが、初動が遅れるようでは断らざるを得ない。初動が遅れることを了解して貰った上で受任した案件もあるが、立ち後れは否めず、関係者にかなり御無理を申し上げての強行日程となっている(かなり反省している)。
依頼の需要に応える義務と、初動の義務の相克は、いよいよ深刻である。
(弁護士 金岡)