昼を挟んで裁判所に待機させられる被告人から「仮監は不衛生」「手指の消毒もできないまま食事することになる」等と訴えがあった。
裁判所に「一旦、拘置所に戻って昼食にする審理計画」を提案したところ、裁判所と拘置所が協議し、拘置所が消毒液をしっかり手配すると言うことで落着した模様である。
この事案限りの扱いなのかそうでないのかは分からないが(と裁判長が仰った)、きちんと個別に声を上げ、それに向き合われるということは幸いである(なお名古屋地裁本庁ではない)。
そういえば、COVID-19対策だと思うが、名古屋地裁本庁の地下構内接見用の部屋の換気扇の音が非常に大きく、弁護人からの声が殆ど被告人側に通じない、という事態に見舞われた。この点、名古屋地・高裁に改善を申し入れてみたが、さてどうなるか。
(弁護士 金岡)